本物の霊能者について

本物の霊能者とそうでない霊能者の違い、見分け方について考えてみましょう。

本物の霊能者とは

スピリチュアル系のホームページ、電話占いやチャット占いの広告、雑誌の記事などで、「本物の霊能者」という表現を目にすることが良くあります。時には霊能者の個人的なブログやホームページなどでも同様に、自らを本物の霊能者と表現することがあります。一方、本物の占い師という表現はそれほど目にすることがありませんが、この違いはどこから来るのでしょうか。

本物の霊能者という表現が蔓延している理由は二つあります。一つ目の理由としては、現代の科学で霊能力について全くといっても良いほど解明されていないことが挙げられます。二つ目の理由として、非常に残念なことですが、霊能力を持たない人間が自らを霊能者であると偽り、霊の言葉を偽り、罪の無い人々から金銭を掠め取るような卑劣な行為を行っていることが挙げられます。

霊能力が科学的に解明されていないとはいえ、アメリカ合衆国のジョン・F・ケネディ大学などを中心に、超心理学(parapsychology)と呼ばれる最先端の分野の学問において、霊能力や超能力といった現代科学では解明できない人と人の意識のつながりについて本格的に研究が行われているのも事実です。しかしながら、このような最先端の研究の過程や成果は広く世間に公表されるわけではありませんので、霊能力や霊能者に対して懐疑的な態度を取る人々が多いのでしょう。

このように、霊能者の霊能力をまやかしものではないかと考える人々や、悪意を持って人々に近づく霊能力を持たない自称の霊能者ではないかと心配する人々が予想以上に多いのです。このため、そのような不安や疑念を抱く人々に対して霊能者を紹介する折、つい「本物の霊能者」という言葉を使いたくなってしまうのでしょう。霊能者が私たちにとって身近な存在となって、霊能者をわざわざ「本物の」と形容する必要のない世の中になることを祈るばかりです。

本物の霊能者の見分け方

霊能者協会の会員に頻繁に寄せられる質問の中に、どのようにして本物の霊能者とそうでない霊能者を見分けるか、というものがあります。筆者自身も、知人などを通じて、同様の質問を受けたことが実際にありました。多くの場合、霊能者の霊能力を全く信じていないわけではないのですが、少しだけ疑問がある、心配がある、そういった思いで質問される方が多いようです。

まず始めに気をつけて頂きたいのですが、本物の霊能者とそうでない霊能者と言っても、後者はそもそも霊能者ではないということです。世の中には本物でない霊能者など存在しないのです。本物でなければそれはもう霊能力を持たない普通の人に過ぎません。この質問はつまり、霊能力を持つ霊能者と、霊能力を持たない普通の人をどのように見分けるか、という質問であると考えることができるのです。

それでは、霊能力を持つ本物の霊能者はどのような人なのでしょうか。服装や表情などは、霊能力を持たない人々と何ら変わりありません。しかし霊感が少しでもある人であれば、霊能者が纏っている雰囲気から何か違いを感じることができるはずです。これは霊気やオーラという言葉で表現されることもあり、何か違うと直感的に感じられれば間違いなく本物の霊能者です。

なお、このように本物の霊能力を持つ霊能者のうち、マスコミなどで取りあげられた特に著名な霊能者5名をこちらの「有名な霊能者」にまとめてあります。併せてご覧になって下さい。

本物であっても危険な霊能者とは

霊能力を持つ本物の霊能者であれば安心して身の上相談をして良いのか、というとそうとも限りません。実は、本当に霊能力を持つ本物の霊能者であっても、非常に危険な存在となるような霊能者もいますので注意が必要です。それは、霊能力があるがゆえに低級霊に取り憑かれ、悪しき心に支配されてしまった霊能者です。

このような霊能者は、実際に本物の霊能力を持っているのですが、決して「本物」とは言えない霊能者と言えるでしょう。霊能者と話をしていて、何か得体の知れない恐怖や不安を感じたときには注意が必要です。徳の高い霊能者であれば、安心感やあたたかさを感じるはずです。また、お払いや儀式を「しなければならない」と強要したり、威圧的な言動の霊能者にも注意して下さい。

電話占いや街の占いの館などで見かける霊能者であれば、まずそのような霊能者に出会うことはありません。しかし、親戚の知人や、近所の人の親戚といった形やいきなり登場する霊能者には気をつけて下さい。本物の霊能者は、面識の無い人々に自分から接近しようとすることはありません。訪ねてくる相談者を待っている霊能者こそが、本物の霊能者なのです。