霊能者とは何か?

霊能者の歴史と秘密を詳しく調査してみました

霊能者とは何か?

一概に霊能者と言っても、その歴史は長く、地域や信仰によって、用いる霊術や霊能力は異なっていると言われています。一般の方の中にも霊感が強く、霊的な存在を認識できるような人も多くいらっしゃいますが、霊能者と言う場合、その霊感を自らの意思でコントロールし、能力として霊界とコンタクトをとることができる人を表すのが一般的です。つまり霊能者とは、霊感レベルに留まらず、霊能力を自らの意思で用いて目的を達成できる人物のことを意味するのです。

また、古くから日本においては、僧侶や神官、巫女や祈祷師、イタコなど、霊能力を用いる「職業としての霊能者」が数多くいました。現在は全ての僧侶や巫女が霊能者であるわけではないようですが、現代もなおこれらの職業に就いている人々の中には霊能者が多くいらっしゃるようです。

恐山のイタコも、霊能者の一種であるとみなすことが多いようです。イタコは視力に障害を持つ人が中心であり、一説によると不完全な視覚や聴覚を補うべくして先天的もしくは後天的に霊感や霊能力が発達したのではないかと言われています。

しかしながら、実際に霊能力を持った霊能者の感覚について、霊感を持たない一般の人間に説明することは困難であり、霊的な存在をどのように感じるのか、といった点については不明な点が多いのも事実です。ある霊能者は「脳裏に見える」という表現をし、また別の霊能者は「目を閉じると浮かび上がる」と表現しています。視覚に近い感覚で霊的存在を感知する能力を「霊視」、聴覚に近い感覚を用いる場合は「霊聴」と言って区別することもありますが、霊能者にとってはその違いはあまり意味がないようです。

現代の科学ではいわゆる「霊能力」について解明されていません。懐疑的な意見についてはここで取り上げることは致しませんが、統合失調症など一部の神経症で発生する幻聴や幻覚などが、何らかの形で霊能力と関係があると言われています。また、音や文字に色を感じる「共感覚(シナスタジア, Synesthesia)」の研究者は、霊能者の能力と共感覚の共通点について言及しています。

電話占いと霊能者

電話占い師など、占いを生業とする人々の中には、霊能力を用いた占術を得意とする霊能者が多くいます。特に、水晶玉による占いや、タロットカードによる占いなどで、良く当たる占い師には霊能者が多いようです。最近では特に、霊感を重視したタロット占いを、霊感タロットと表現することもあります。霊視のように直接霊的存在を見る代わりに、霊界の情報をタロットカードや水晶玉に投影する形で未来を占います。

また、リアルタイムの通信技術の発達が著しい現代においては、霊能者が電話を通じて鑑定をしたり、チャットを通じて占いをしたりする電話占いを行っている霊能者も少なくありません。霊感占いや霊視を掲げた電話占いの会社がその一例です。

電話占いにおいては、複数の霊能者が所属し、相談の内容や相性などで霊能者と相談者をマッチングさせるようなサービスまで行う、大手の電話占い会社も増えてきました。また、霊能者個人が電話番号を公開し、個人的に身の上相談を受けている所もあります。最近では、相談者の利便性を考え、会社に所属する霊能者も珍しくありません。

電話占いと言うと、電話回線を通じての霊感の効果に疑問を持つ方もいらっしゃるようですが、霊能者に取材をしてみたところ、どちらかと言うと視覚からの先入観が無く、また周囲の(霊的な)雑音の無い電話占いの方が、むしろ対面の占いよりも霊能力を発揮しやすいとの意見が多くありました。確かに街の雑踏では、周囲の雑念や霊的な存在によって集中が難しいことが容易に推測できます。霊能者自身の霊的に安定した自宅にいる方が、霊能力が発揮しやすいのかもしれません。